そこで今回はファイル参照することができるおすすめのプラグインを紹介します!
SmartRefs
ダウンロードサイト:http://smartrefs.com/
価格
おすすめの1年/1ユーザー:$189
3ライセンス以上の購入で$149の割引価格で購入できます。
リファレンスって何?
リファレンスとは、Maxファイルを別のシーンに読み込み
非破壊で共同作業を行うことを目的としています。
例えばモデルをアニメーションと別ファイルとして管理することで、アニメーション作業に入った後に形状修正やマテリアルの調整を行うことができるようになります。
その時間本当に必要?
モデル差し替えの必要がなくなる
リファレンスなしで複数のショット/カットを作業していた場合、リファレンス機能がないと差し替えの必要があるカット毎に差し替えの必要がありますが、
リファレンスの場合は、参照先のファイルを1つ修正するだけで差し替え作業を終えることができます。
ワークフロー
チームとして図のように別工程を並行して効率的に実施することが可能になります。
キャラクター、マテリアル、小物(武器)、背景、ライティングといった工程を分けて管理することで、カット単位でアニメーション作業を開始している場合でも、シーケンス単位でライティングを変更したり、背景やキャラクターの形状やマテリアルの調整が行えるようになります。
標準機能では?
もともと3dsMaxには”Xref Scene”と”Xref Object”というリファレンス機能が備わっていますが、
以下のようなことができません。
モディファイヤの階層を変えられない。
キャラクターモデル側では最終結果が分かるようにスムースをかけた状態で作業を行うと思いますが、
モディファイヤの階層を変えられないので、
リガーがモデルを参照してもスキンをスムースの下に置くことができません。
参照元のオブジェクト追加/削除ができない。
Xref Objectではオブジェクトを追加、削除を行うことができません。
変更した場合はエラーでシーンが壊れてしまう可能性があります。
レイヤ構造の変更ができない。
レンダリングに必要な単位でレイヤを変更したいと思っても、
レイヤ構造変更することができません。
アニメーションできない。
リグデータを参照しても、
アニメーションキーを打つことができません。
ライティングがかえられない。
背景モデルは、ライティングを行いテクスチャやシェーダーの確認を行うと思いますが、
例えば背景ファイルをXref Sceneで参照すると、
キャラクターにも背景のライティングが影響してしまいます。
SmartRefs でできること
smartrefsプラグインでできることを解説します。
ファイルの追加
プラグインをインストールすると、
FileタブのReferenceからSmartrefsを選択することができるようになります。
リファレンスの追加や更新、シーン内に合成、プロキシの設定ができます。
更新
参照元でマテリアルの調整や割り当て、スキニングの調整、UVやBipedとCatでは骨位置などの情報を更新することができます。
参照元のファイルが更新された場合に、
常に更新するか、手動で更新するか選択するこもできます。
プロキシ
アニメーション用のプロキシモデルを用意することで操作を快適にし、
レンダリング時に自動で最終モデルに差し替えることが可能です。
オーバーライド
参照先でシェーダーの色味を変更したり、
親子階層やオブジェクトプロパティを非破壊で上書きできます。
参照元に戻したい場合はリセットの機能を使ってください。
リセット
選択したリファレンス全てか、選択したオブジェクトのみ、形状や各プロパティ、モディファイヤやマテリアルなどリセットが可能です。
オブジェクトを誤って削除してしまっても復元可能です。
名前のプレフィックスを使用
Use Name Prefix にチェックをつけることで、オブジェクト、マテリアル、レイヤ名の先頭に任意の名前をつけることができます。
maxscript サポート
maxscript をサポートしているので、スタジオのパイプラインツールと合わせて運用することができます。
http://smartrefs.com/documentation/maxscript/
最後に
価格が少し高いのですが、差し替えのストレスをなくしてクリエイティブな作業にフォーカスできるようになりたいですね。