Vroid Studioのモデル書き出し~Blenderへ読込みまで

CG

キャラクターをアニメーションさせるためにまずキャラクターモデルが必要になります。
この記事ではモデルの制作時間を短縮する目的で、Vroid Studioという無料のソフトを使用して
モデルを書き出し、Blenderにインポートする方法を解説しています。

サンプルで下の画像のようなキャラクターが用意されており、誰でも手軽に利用できます。
商用利用も可能です。

現在もまだ開発途中のため、正式にリリースされたら内容が異なる可能性があります。
バージョン:
Vroid Studio 0.13.1
Blender 2.92

Vroid Studioってなに?

3Dを使ったコンテンツを、
誰でも創れるように。

というコンセプトのもと、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを作成できるWindows・Mac用アプリケーションです。
開発はイラストの投稿で有名なpixivです。

スマ兄
絵を描くように3Dキャラクターをつくれる時代がくるかもしれないね!

はじめかた

①公式ページからソフトウェアをダウンロード。
https://vroid.com/studio

②Windows 64bit版 インストーラをクリック。

 

ダウンロードフォルダにインストールしたバージョンのファイルがダウンロードされます。
例:「VRoidStudio-v0.13.1-win.exe」

 

こちらが作業画面です。

顔/髪型/体系/衣装 などが自由にカスタマイズできます。
好みに合わせて画面右横のスライダーを調整してカスタマイズしてみましょう。

書き出しかた

外部のアプリケーションでデータを使用するためにはVroidからデータを書き出す必要があります。

スマ兄
データを外部に書き出すことをエクスポートと呼ぶよ。
書き出す際に、右メニューからポリゴン数、マテリアル、ボーンの削減ができますが、映像制作をする場合はそのままで十分です。
書き出す際には必ずタイトルと作者の入力が必要になります。
”.vrm”という拡張子のファイルで保存できます。

Blender

Blenderとは3DCGアニメーションを作成するための無料のソフトウェアです。
無料から利用する目的から、今では絵づくりできるため世界中のユーザに利用されています。

まだインストールしていなければこの機会にぜひ。
こちらの記事で紹介しています。

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アドオン

Blenderは、デフォルトのままではvrmファイルを読み込むことができません。
VRM Add-on for Blenderというアドオンを使用してモデルを読み込みます。

スマ兄
データを外部から読み込むことをインポートと呼ぶよ!

アドオンは下記のgitで公開されており、クローンなど開発環境を整える必要はありません。
ダウンロードするボタンもクリックするだけでアドオンを入手できます。

https://github.com/saturday06/VRM_Addon_for_Blender

2021年2月7日のリリースでアドオン名(旧名:VRM_IMPORTER_for_Blender)とインストール方法が変わっています。
アップデートの際は古いアドオンを削除が必要です。
3つの手順で導入できます。

①Edit>Preferences>Add-onsを選択

②ダウンロードした「VRM Add-on for Blender」を選択

③「VRM format」のチェックボックスをON

よみこみかた

アドオンを有効にすると、読込メニューにVRMが追加されるので、
File>Import>VRM (.vrm)をクリックして、Vroid Studioから書き出したファイルを選択してください。

メッシュの流れなど、とてもよくできていますよね。
※この画像は四角形化(Tris to Quads)してあります。
服や靴などはワンメッシュになっていないので、素体のみ利用することも可能です。