ピクサー映画のライティング術

この記事はTEDから動画、画像、すべて引用しています。

ピクサーの撮影監督であるダニエル・フェインバーグは、数学と科学とプログラミングを使い、魂のこもった、驚きに満ちた物語を作り出しています。『ファインディング・ニモ』、『トイ・ストーリー』、『メリダとおそろしの森』、『ウォーリー』などの舞台裏に行って、ピクサーがどのようにアートと科学を織り合わせ、夢見たことが現実になりうる素晴しい世界を創造しているのか覗いてみましょう。この講演はPBS特別番組『TEDトーク — 科学と不思議』の一部です。

ライティングの様子

数学、科学、そしてプログラミングのすべてがこれらの世界とキャラクターを作り出し、ストーリーで繋ぎ合わせるのに使えるという考えは魔法のように感じられました。

様々な光の使い方

ストーリーを語る光

時を示す光

雰囲気を生む光

観客の視線を導く光

雑然としたセットの中で目立たせる光

科学と現実の世界

制限のないアートの自由はカオスを作り出し、見ている方が不快になるようなありそうにない世界や動きを作ってしまう可能性もあるのです。

それを防ぐために私たちは科学の手綱を付けます。科学と現実の世界をバックボーンとして使うのです。

何が水中らしく見える要素なのか?

水中での視界。
それから色への影響。
波のうねりと波打ちの海中の微粒子を押し流す目に見えない水の流れなど。

ここではシドニー湾を撮り、緑寄りに色調整することで起きている出来事の悲しい雰囲気に合わせています。

素晴らしいものを創り出すために

科学的に正確な世界を再現しようとしているのではなく、見ている人が熱中し実際に物語の中にいるかのような真実味のある世界を創ろうとしているからです。

素晴らしいものを創り出すために科学をつかっています。

驚きに満ちた世界へとつれていくためにストーリーと技術的手法を使っています。

素晴らしい世界を創造するために、
数学、科学、プログラミンを用い物語と芸術を用い命を吹き込みます。

この芸術と科学を織りなすことによって世界は高められるのです。

最後に

ダニエル・フェインバーグさんがTEDで語ったライティングに対する情熱と愛がつまった素晴らしい講演でした。ここで学んだことを自分たちの作品に活かしていきたいですね!